地域の話題
保坂
スタッフのなかで一番長く住んでいるのは、飯澤さんかしら?医院の外でも、患者さんに良く声をかけられるじゃない。
飯澤
あれはね、私から聞いていることもあるの。近所に新しくできたお店の話とか。気軽に声をかけられる方がたくさんいるので、とてもありがたいです。
畠山
医院のなかでも、逆に皆さんから気を配ってもらっていますよね。「先生、いつも忙しそうだけど、大丈夫ですか?」とか。
保坂
院長より、私のほうが年上なんだけどね。(笑い)
塩田
患者さんだって、ちゃんと気を配ってます。「塩田さんは、いつ来てもいる」って。(爆笑)
飯澤
それだけ地域に溶け込めているってことじゃないかしら。
住環境について
畠山
買い物には不自由しませんよね、大きなスーパーが2箇所あるし。
飯澤
「間々田美しが丘公園」へ行けば、遊び場にも困らない。
塩田
昔からすると、だいぶ開けてきたよね。この辺。
飯澤
医院の前の通りとかね、ぽつぽつ見かけた気がする。
交通事情について
保坂
駅はそんなに遠くないけど、やっぱり、車が前提になりますよね。
飯澤
路線バスがもっと充実していると楽。
畠山
バスかぁ。車に乗っていると、不便を感じないんですよね。
尾崎
でも、タクシーで来られる方を良く見かけます。
保坂
だいぶ減ってきたんじゃない?一家で車を何台も持つのが普通になってきたし。
畠山
ママさんが免許を持っていないケースってありません?パパさんから問い合わせがあったり。
保坂
「18時過ぎじゃないと行けません」とかね。
飯澤
おじいちゃまやおばあちゃまが頼まれて、お子さんを連れてくることもありますよね。病気をじかに見ていないから、受付で苦労されている。
塩田
そういうときは、先生に任せちゃっていいの。来ていただいたことを、ヨシとしましょう。
この医院が果たせる役割
飯澤
とにかく、「おおきこどもクリニックへ電話すれば、何かしらのアドバイスがもらえる」。そう信頼していただくことが一番。
塩田
#8000(厚生労働省による小児救急電話相談事業)にかけるより、コッチにかけたほうが早いってね。(笑い)
保坂
そうですよね。#8000の担当者へつなぐまでの間に答えが出るし。
畠山
小児科とは直接関係のない「歯の相談」も来ますよ。歯科医院じゃないんだけど、大木先生に診てもらいたいって。
塩田
「ノーから入らない」というのが院長先生の方針でしょ。むし歯であったとしても、症状を伺ったうえで、「歯医者さんに行ったほうが確実ですよ」とお伝えするのかな。できることとしては。
そのなかで、自分ができること
保坂
「おおきこどもクリニック」の癒やしキャラ、尾崎さんはどう?
尾崎
そんな・・・。子どもと関わるのは好きなので、その場をなごませられて、お母さんには言いにくいことでも打ち明けてもらえれば。
畠山
尾崎さんって、スタッフにも優しい笑顔で接してくれるし・・・。
保坂
要所要所でナイスキャラ。
尾崎
あまりガツガツやっていくより、柔らかい雰囲気のまま進めていければ。
塩田
スイマセンね、ガツガツしちゃってて。(爆笑)
畠山
私はもともと事務職ですけど、ベビーマッサージの資格を取って、現場に出させてもらっています。皆さんのお役に立てることを、ちょっとずつでも積み重ねていきたいですね。
保坂
問い合わせもあるしね。
畠山
やっぱり、書類を相手にするのと人を相手にするのでは、やりがいもちがいますし。
飯澤
ところで、塩田さんの「野望」は?
塩田
ない。(笑い)
畠山
でも、塩田さんの気配りには、いつも涙腺が弱まります。タイミングがスポーンって早いから。
尾崎
そうそう。
飯澤
以前、子どもが熱を出したときがあって。塩田さんも忙しいのに、「いいから、子どもに付いていてあげな」って。
保坂
この人には、そういうところがあるの。
塩田
みなさんに褒めていただけると、ありがたいです。
飯澤
ところで、塩田さんの「野望」は? (笑い)
塩田
だから、ないって。(大爆笑)
印象に残っている患者さま
塩田
子育てに関心のない人かな。
飯澤
心配している一方で、妙に冷たい一面があったりね。
塩田
「子どもが鼻をかめないんで、やってください」って言われても、それは、お母さんが教えることじゃない?
保坂
「きょうのところは病院でやるけど、ご家庭でも取り組んでくださいね」。そうお話しするしかない。
飯澤
それで、わかってもらえたと思ったら、「えー、またぁ」って繰り返される。
塩田
全面的に頼っていただいているの「だろう」とは思うけど、お伝えすべきことは、「厳しく、丁寧に」。
応募希望者に向けた注意点
飯澤
季節による波が激しいことかな。冬から春先にかけての小児科は、とにかく忙しい。
塩田
風邪やインフルエンザに、予防接種も重なってくるし。
保坂
温かくなるころには、落ち着いてくるんだけどね。
尾崎
子どもが好きな人ほど、つらいときもありますよ。注射を嫌がっている子を押さえつけちゃったり。
飯澤
かわいそうと思って力を緩めると、針が抜けちゃうので、かえって危ない。「子どもが好き、かわいい」というだけでは勤まらない世界かな。
畠山
「人が好き」ってことが大前提だけど、それだけじゃ足りないですね。
塩田
ときには厳しさも必要というか、オールハッピーではない。
飯澤
病院に来ていること自体が「非日常」。お母さんとしては心配でしょうがないでしょうから、そういう心理的なところも察していかないと。
院長先生について
畠山
病気だけを見ないで、付き添いの方の意見にもきちんと耳を傾ける。そういうところが、一番大きいかな。あと、仕事が早いですよね。
尾崎
私はゆっくりなタイプなので、あせります。
保坂
そうすると、先生を待たせちゃう。背中からの視線が痛い。
塩田
私は、先に視線を送っちゃうの。まだ、ここまでしかやってませんって。(笑い)
尾崎
塩田さんは早いから、そこまで余裕が持てるのよ。
畠山
驚いたのは、痛い治療をあえてここに持ち込まない患者さんがいること。子どもが嫌いになっちゃうからって。
保坂
へー、そんな人がいるの。注射とか?
畠山
先生の注射はサッと終わるから、むしろ人気なんです。そうじゃなくて、痛い外科の処置を、あえて他院で受けさせたり。
飯澤
それは極論だけど、信頼されているってことの証なんだから、その気持ちに応えていきましょう。
一同 賛成。